渡航前のYoshibei



今度の年末年始も韓国で…と、予定は随分前から立てていた。しかし、いつ韓国入りするか、いつ帰国するか…という計画がなかなか立てられないでいた。仕事との絡み、曜日の問題、韓国で私に協力してくれる機関の予定、費用面…などなど、これらを総合的に見ながら予定を練るとなると、それは “かなり” の大仕事となる。結局、11月6日(土)に航空券の発券を依頼することにした。そして、航空券の予約の入れられる日こそが出発日であり、帰国日であることに気付いたのである!

その日、びゅうプラザ横浜に行った私は、昨年までと状況が異なることを思い知らされた。日程決めをするのが遅かったのと、今の韓流ブームの影響で日韓路線は常に予約がいっぱい状態らしい。「冬ソナ」ブームにヨン様ブーム…、今まで韓国に目もくれなかったオバサマ連中が、徒党を組んで韓国へ乗り込むようで、昔から韓国を愛してきた私でも、オバサマのパワーには勝てないのである。

それで、日程的に予約可能な時期をびゅうプラザのスタッフと共に探し出すと、12月30日というラインが現れてきた。仕事の関係上、1月5日には帰国したい。年明け最初の仕事は1月7日なので、どうしても帰国と講義の間に、心身を休める1日が欲しかった。前回は帰国便の予約がなかなか入れられなかった関係で1月6日からの仕事開始の前日(要するに1月5日)に帰国し、翌日は講義を行うという強行策に出たため、精神的な余裕がなかった。その反省も込めて、「12月30日に日本を発ち、1月5日に帰国する」「利用はスターアライアンスの航空会社」という2つの条件を出した。これらを合わせると、選択の幅は当然狭まってくる。そして、日韓路線でスターアライアンスというのは全日空ユナイテッド航空アシアナ航空の3社に限られる。全日空は初めから選択外として(理由はいろいろ…)、ユナイテッド航空かアシアナ航空に絞ったが、ユナイテッド航空は本数が少ないうえ(ソウル方面行きは1日2本、日本への帰国便は1日1本)、帰国便の確保が絶望的な状態になっていたため、アシアナ航空の予約を確保することにした。

こうして、2度目のアシアナ航空利用が決定した。

帰国便は1人分の空きがあったのだが、問題は韓国へ向かう往きの便…。最初の交渉では「30日の便は、ウェイティング(キャンセル待ち状態)」とのことだった。しかし、「ウェイティングにかかっている人が他にいないので、大丈夫」だということだった。それでもかなり粘って交渉し、とりあえず申し込みを始めた。ところが、「ウェイティングから、予約成立になりました」とのこと! 要するに、私の座席が確保されたということである。これで、私の決めた日程で動くことが現実に近づいた。

が、問題は往きの便の時間である。成田を9:25に出発するのである! 2時間前にチェックインを…ということになると、7時半前には成田に着かなくてはならない。この時間は、まだ成田エクスプレスが走っていないのである。さらに、総武線快速(エアポート成田)で横浜を5:40に出ても、ちょっと到着時間が微妙なところ…。リムジンバスでYCAT(横浜シティエアターミナル)を5:15に出るものがあるが、寝坊したら…ということも考えて、空港近くのホテルに前泊することにした。

「こんなことだったら、日本を出る日を29日にしておけば…」という気持ちも芽生えたが、韓国のホテルは宿泊料金が結構高い! 物価は全般的に安いのだが、ホテルやCDなどは割高感がある。前泊すれば、その日の宿泊を6千円台におさえられるので、びゅうプラザで予約を入れておいてもらった。

その日のうちに、いつも宿泊しているソウルのサボイホテルに予約を入れた。Eメールで、関係機関への連絡を入れ、返事を待った。

12月9日(木)、渡韓日のちょうど3週間前、仕事の帰りにびゅうプラザ横浜に立ち寄り、韓国行きの航空券を引き取った。

渡韓まで、あと4日!…という12月26日(日)、サボイホテルに予約再確認の電話を入れた。前回(11月6日)電話した際に、「宿泊の3日くらい前になったら、予約の確認電話をください」と言われていたからである。これで、ホテルの予約も確実となった。仁川国際空港に飛行機が到着するのが12:05の予定であり、入国審査だの何だのを受けて空港を出るのがその30分後ぐらい…。それからタクシー運転手の金さんと合流してソウル市内を目指すわけだが、だいたい空港からホテルまでタクシーで1時間半以内である。それで、チェックイン予定時刻を14時半ぐらいということで設定しておいた。

渡韓までの数ヶ月、疲労蓄積によってかなりダウンしてきた私であったが、ここでダウンして渡韓を諦めるわけにもいかず、韓国でダウンするわけにもいかず、腰痛のリハビリなども積極的に行い、体調を自分なりに整えてきた。昨年同様、防寒対策のため、お気に入りのブランドであるSheltieにも通って、ズボンだのTシャツだのを購入した。

あとは、日記を読んでいただければ…と思う次第である。