突然の韓国行きの理由



3月29日、テレビで「韓国の新空港、仁川(インチョン)国際空港が開港」のニュースを見た。インチョンはソウルから50キロほど離れた郊外で、それまでのソウルの空港であった金浦(キムポ)空港は国内線専用空港となり、国際線のソウル発着はインチョン空港ということになった…となると、飛行機好き&空港好きの私の血が騒がないわけがない。

韓国での想い出は、人情の深さに関係するものが多い。今から10年前、明洞(ミョンドン ソウルの繁華街)にあった第一百貨店(チェイル・ペッカジョム)のレコード売り場でCDを購入する際、店員さん(可愛い女の子だった)にいろいろ内容の質問をしたら、CD収録曲をいくつか歌って聞かせてくれたことがある。

その後、行く先々で、「韓国○○」という表記を見かけ、想いは募るばかり…。

私は、韓国好きが昂じて、在日韓国・朝鮮人問題や現代朝鮮半島情勢をテーマとしている社会学者でもある。研究者としての血も騒いできたのも事実。研究者として、あるいは日本大学国際関係学部の専門科目の担当教員としてのネタ集め(?)として、今が絶好の機会であることは、誰に言われなくとも良くわかる。このタイミングをはずしたら、一生後悔することになるんだろうなぁ…などという思いもあり、急ではあったが、3月31日の夕方、旅行代理店にかけこみ、ソウル(インチョン)までの往復航空券の予約を入れることにしたのである。

私を良く知っている方なら、「コイツ、また突発的に動いたな!」と思われることであろう。4年前、ロンドンでの文献調査の時も「来月、イギリスに行こうかなぁ…」という、研究者としてのカン(???)で動いたことがある。私のカンは良く当たる。

今回も、そのカンが当たると良いのだが…。