4日目 4月8日(日)



昨夜からの肩の痛みのために食欲がなく、朝食を抜いた。今日は日曜日。ゆっくりしようとも思ったが、明日が帰国日なので、とりあえず痛み止めの薬を飲んで、街に出た。

しかし、街はペコちゃん人気である! 不二家のペコちゃん…Tシャツで売られているものを見て、腰が抜けそうになる。

明洞のメガネやさんに「日本語でOKです。チョー安いメガネ」と書かれているのを見て、絶対ここでだけはメガネを作るまいと、心に決める。

街中では、「ぶるぶるどっく」「たれぱんだ」の袋を持った若い女の子の姿が目立つ。オマケに日本語のまま。おそらく日本から輸入されたものだと思われるが、ポケモングッズも(偽物を含めて)ソウル中に氾濫していた。

そのまま徒歩で南山(ナムサン)のケーブルカー乗り場へ向かい、ソウルタワーを目指した。往復のケーブルカー乗車券を購入し、出発時間を待った。どうも、日本人客はあまり見うけられない。

南山公園に到着して、南山烽火台を見て驚いた。烽火台の形の美しさもそうだが、そこに大量の落書きがあったのである! ほとんどが、カップルによる愛のメッセージ。ホワイトペンで書かれた落書きを見て、「いずこも、考えることは一緒だなぁ…」と、ちょっと若者のモラル低下に情けない思いがした。

南山ケーブルカー烽火台にある落書き南山烽火台

ソウルタワーに入るには、当然のことながら料金がかかる。私は展望台の料金だけを払い、エレベータに乗り込んだ。今から10年以上前なら、タワーから写真を撮ることなんて許されなかったのだが、今では完全フリーのようである。セルフタイマーで自分を撮るだけでは面白くないので、米国人観光客をつかまえ、シャッターを切ってもらった。

ソウルタワー入口
ソウルタワー展望台にてソウルタワーにて下界を望む
交通放送(関係者外出入り禁止と書かれています)ソウルタワーから北部を眺める
ソウルタワーから南部を眺めるケーブルカーからの眺めケーブルカー乗り場

タワーの回転レストランでプルコギ定食を食べ、下山してから鐘閣へ向かった。再び教保ブックセンターへ向かい光化門、日本大衆文化に関する本を3冊購入し、近くの光化門(クヮンファムン)を眺め、そこから地下鉄5号線と4号線を乗り継いで明洞に戻った。

そして、いつも利用しているPC房へ行くと、もうすでに顔なじみになってしまっていたようで、「ひとりでしょ? そこ使っていいよ」と言われてしまう。

ちょっと疲れたので、ホテルに帰って昼寝をし、夕方に大学路に行ってCD探しを試みるが、大した成果が上がらず、明洞の新しい情報発信ビル(?)ミリオレでブラブラしながら食堂街(ダイエーなどにある軽食街)でユッケジャンを食し、長い一日を終えた。