流行モノ&便利グッズ



その1 Tシャツ事情

ワールドカップが閉幕して、すでに2ヶ月以上が経ったが、今も根強い人気を誇るワールドカップグッズがある。それは、あの真っ赤な「Be The Reds!」Tシャツである!

韓国人に限らず、世界中の人々がTシャツを着用するが、おそらく韓国人でなければ着ないであろう “あの” Tシャツは、ワールドカップ開催中には5万ウォン以上で取り引きされていたこともあるという。入手できなかった人は、別の真っ赤なTシャツを着て韓国チームを応援していたというが、とにかく出荷数が需要に追いつかなかったらしい。海賊版の発売まであったという。メーカーは、とにかく大量生産を続けた。

その結果、大量に真っ赤なTシャツが売れ残った。ワールドカップ後も、韓国内でのサッカー国際試合に合わせてサポーターたちが購入することがあるらしいが、それでも売れ残る。リヤカーに山積みにされた赤Tシャツを、「3枚で1000ウォンだよ!」と手を叩きながら売っているオジサンやオバサンを、ソウルの至る所で見かけた。ロッテ百貨店正面玄関前で商売していた “つわもの” もいた。ワールドカップでひと儲けしようと、かなりの赤Tシャツを買い占めたのだろう。

私も明洞地下街の洋品店で1着購入したが、ここでは5000ウォン(約500円)で売られていた。

ちなみに、韓日文化交流会議事務局でお会いした林秀妍さんも、赤Tシャツを持っているという。そして、そのTシャツを着て、ワールドカップ中に韓国チームを応援していたという。「あのTシャツ、持っているんですか?」と問いかけた私に、「当たり前ですよ!」という林さんの答え。あぁ、大韓民国(テハンミングク)。

テ〜ハンミングク! チャチャッチャチャッチャッ!

余談だが、日本文化院にある日本音楽情報センターの会員になると、オリジナルTシャツがもらえる。私は会員ではないが、日本からはるばる来たので…という温情で、1着だけもらい、それを帰国時に着て帰った。私の好きな緑色のシャツだったので、余計に嬉しかった。

TシャツのモデルはYoshibei本人です
左は、日本音楽情報センターの会員限定Tシャツ。右は、例の赤シャツ。
いずれも私が着て、自室で撮影したもの。


その2 コリアパス(Korea Pass)

今回の訪韓は、今までになく移動が楽だった。タクシー運転手の金さんと知り合えたこともそのひとつだが、毎日の交通移動に欠かせなかったのが「コリアパス」の存在だ!

コリアパスは、韓国最大のクレジットカード「国民カード」のシステムと、ソウル市内の「交通カード」のシステム(JR東日本のSuicaのようなもの)を統合した、外国人観光客用のカードで、指定された場所で購入することができる。

購入額に応じてカードの図柄が違っているのも楽しい。私は20万ウォン(約2万円)分のカードを購入した。このカードを持っていれば、買い物の時に現金を用意することもない。このカード1つで買い物もできる。バスや地下鉄にも乗れる。観光地の割引もある。ただし、チャージが出来ないので、使い切ったカードは無効となってしまう。また、使い切れなかったカードは、残額を払い戻すことも可能。私はクレジットカードとコリアパスを都合に応じて使い分けしたため、カード残額が10万ウォン以上もあった。それでも払い戻しせず、次回の訪韓時に使おうとたくらんでいる。ただし、私のカードの使用期限は2003年6月で切れる。通常、このカードの使用期限は2年間なのだが、どうも私が購入したカードは、コリアパス発足時に発行されたまま誰にも購入されなかった古いものらしく、期限が短くなってしまっているのである。

しかし、いちいち地下鉄の切符を買う必要もなくなり、コリアパスを入れたウォレットを自動改札に「ピッ」と当てるだけで済むのは、時間の節約にもなり、とても助かった。バスに乗ると「おつり、ありません」的な貼り紙があるのだが、このカードを使えば、そんなことも心配しないで済む。何かマズイことに巻き込まれそうな時、このカードで買い物をすれば、外国人であることを無言で証明できる(って、こんなこどはどうでもいいか…)。

韓国へ行かれる方には、強引にでも、このカードの購入をお勧めする! 購入は、ホテルや空港で可能。明洞のVISAカスタマーセンターでも購入できる。購入すると、オリジナルの記念品がもらえるのも魅力!

コリアパスは、外国人旅行者の強い味方!


その3 ペットボトル
600mlのペットボトル
今回の訪韓で発見したもの…それは「600ml」のペットボトルである!日本でも、最近になって720mlだの何だのと、量の多いペットボトルが出てきたが、ほとんどがミネラルウォーター。私が見つけたのは、コカコーラ! コカコーラ好きの私には、500mlのペットボトルでは物足りず、かと言って1リットルのものでは飲み切れず…。1.5リットルのものは、自宅用と相場が決まっている。そんな中、600mlのコカコーラは、ものすごくありがたいものだった。Yoshibei、大満足!