NANTA(ナンタ)



ナンタ劇場入口にて日本に限らず、世界的にかなり話題になったNANTA…ナンタを漢字で書くと「乱打」。包丁や鍋を乱打するノンバーバルなパフォーマンスである。

舞台入口には、キッチン道具がいっぱい!私は、どういうわけか、NANTAの来日公演と仕事が重なる運命にあり、一度も見たことがなかった。今回、訪韓のついでにNANTAを見ておこうと、チケットぴあでNANTAのチケットを購入しておいた。日本語で書かれた入場券は、何の問題もなく使用できた。
本日の出演はREDチーム
NANTAはBLACK、GREEN、WHITE、BLUE、REDの5チーム制になっていて、私が見た公演はREDによる上演だった。

NANTAは海外では「Cookin’」と呼ばれている。このことからもわかるように、NANTAは料理のパフォーマンスでもある。ストーリーはこうだ。チーフ、フィメール、セクシーガイの3人のコックのところへ、鬼マネージャーがやってくる。時間は午後5時。そして彼らに、1時間で結婚披露宴の料理をすべて作れと命令する。

さらに、マネージャーのコネで、彼の甥がコックに加わる。彼らの過酷な1時間が始まった…というような具合であるが、見せ場はいろいろあり、高度な技術が舞台せましとくり広げられる。内容をここで述べると、実際に見てからの楽しみが減るということもあるだろうから、あまり述べないでおこう。が、とにかくスゴイのである! 前から2列目に座っていた私にキャベツが飛んできたり、客を舞台に上げて一緒に作業をさせているかと思えば、出演者が全員引き下がってしまい、舞台には客だけが取り残されたり…。ノンバーバルとはいっても、多少のセリフはある。韓国語と英語と、そして日本語が混じっている。

私の座っている一角は、ほとんどが日本人であった。私の前に座っている人が、役者につかまってしまい、あれやこれやポーズをつけられていた。その際、役者が「ニホンノカタデスカ?」と聞き、日本語で指示を与えていた。役者は韓国語以外に、最低限の英語や日本語を話せるようにしてあるらしい。

何で、こんなものが自宅にあるのでしょう?パフォーマンスが佳境に入ると、舞台から客席にカラーボールが投げ込まれる。その数は…数え切れない! 終演後、「会場内のボールは、今後も公演で使用しますので、持ち帰らずに、舞台に投げ返してください」というアナウンスが入って「あぁ、ボールを記念に持ち帰っちゃいけないんだなぁ」ということを知るに至る。

ちなみに、その時のカラーボールは左の写真(自宅で撮影!)のもので、かなり小さいものであることがわかる。んっ? 何で自宅にあるのだろう? 不思議だ! 舞台が暗くなった隙を狙って、バッグに忍ばせたりした覚えもない。こんなこと、良い子はしてはいけません!
終演後のサイン会
NANTAは1日に2回、夕方と夜の公演があるのだが、夜の公演後は出演者のサイン会があり、握手もできるし話もできるのである。それを知っていた私は、夕方公演でなく夜公演を予約しておいたのである。

とにかく、韓国へ行く機会のある方は、NANTA劇場へ行く時間を作って見るべきだと思う。絶対に損はしないと、私が保証する!

「ナンタ」のチケットは、チケットぴあで購入できます